アンチパリピの生存戦略

アンチパリピの生存戦略

沖縄のFラン大生 パリピが怖い

意識低い・やる気でない就活生は、コレを読むとモチベーション維持しやすいよ、って話

 

こんにちは。蛇口です。

先日無事メー子系SIerより内定を頂きました!

大学を2年間休学している間に、同級生や後輩がめっちゃいいとこから内定もらっていくのを吐きそうな思いで眺めていたのもこれで終わり!最高に気持ちいい。

 

そこで今回は、大学6年生と化した僕が、就活のモチベーションを維持するのに役立った一冊の本を紹介したいと思います。

 

こちらです。

 

フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)

フリーター、家を買う。 (幻冬舎文庫)

 

 「図書館戦争」「阪急電車」などでお馴染みの、有川浩先生の作品です。

この本の凄いところは、典型的な意識低い若者 に感情移入させられた後、それを更に上回るクズ登場人物の登場や悲惨な家庭状況、そしてそれらを主人公の更生によって状況がどんどん好転していくことで、読者に意識も自然と引き上げられていくことです。

 

主人公の誠治はそこそこの大学を卒業し、無事そこそこの会社に入社します。しかしその会社の新人研修は宗教の修行のようなもので、周りはどんどん会社に洗脳されていきます。冷めてしまった誠治は数ヶ月で会社をやめ、適当に就活しながら、フリーター生活を続けます。

ニートコピペのように、主人公の就職を心配する母親にブチギレたり、バイトで注意されたら即刻辞めたりと、清々しいほどのクズっぷりを見せてくれます。

 

そしてある日、母親が部屋に持ってきた夕食に文句をつけに行こうとする主人公。

そこで目にしたのは、ぶっ壊れてしまった母親の姿です。

 

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい早く死なないといけないのに今日も死ねませんでしたごめんなさい早くしないとお父さんにも誠治にも亜矢ちゃんにも迷惑がかかるのに死ねませんでしたごめんなさい」

 

主人公の父は酒癖が悪く、町内会で厄介者扱いされており、それが原因で陰湿なイジメを20年間母が受け続けてきたことと、息子の怠惰というダブルクズのせいで重度な精神病にかかったのでした。

 

そして一刻も早く住処を変えるために、心を入れ替え、職探しを始める主人公のサクセスストーリーとなっています。

しかしそこで立ちはだかるのが父です。

コイツがとんでもないクズで、妻が精神を壊したのは、心が弱いせいだ。などと言って引っ越す気はさらさらありません。

それを正論オバケの主人公の姉が、気持ちいいほどボッコボコにしてくれます。

「何度でも言ってやるわ、結局あんたは自分だけが可愛いのよ!あたし何年前からお母さんのためにこの家から出てあげていって言ってた!?

お母さんが近所でいじめられてかわいそうだから引っ越してあげてって何回言った!?自分はご近所から軽蔑されてるのに気づいてなくて何も不自由感じてないからって、『お母さんの性格じゃどこにいっても同じだ』って家賃の安い社宅にしがみついて!賃貸でも建売でも引っ越すお金がなかったけじゃないくせに!生活費以外、自分が楽しむことにしかお金を使いたくない渋チンが、保守義務も果たさないくせに社宅に入る権利なんかなかったのよ!自分が町内中で軽蔑されてることを知って、今の気分はどうかしら!?」

「生まれてこなくてよかったわよ、私たちなんか!あんなお母さん見るくらいならっ!この男以外の優しい誰かと結婚して、お母さんが幸せになってくれてたんだったら、私たちなんか、わざわざこの世に発生する価値もなかったわよ!この男の代わりに傷つけられて、私達を町内会の人質に取られて30年以上も連れ添ってこんなに擦り切れてボロボロにされるなら、お母さんの人生は何だったのよ!!それなのにまだこの男は、お母さんのためにこの社宅を出るとは言わなかったのよ!自分が楽しむためだったら1回の旅行に50万でも100万でもはたくくせに!」

 

主人公もどうしようもないクズだったのですが、それを上回るクズを叩くより主人公に感情移入しやすくなっています。

ここから主人公は工事現場のバイトを頑張りつつ、就活に励みます。

途中から、成長しすぎじゃね??ってぐらい人が変わりますが、状況が状況のため、すんなり納得できます。

このように読者を圧倒的危機感と、そこからの再起のストーリーに没入させてくれることで、読み終わる頃にはあなたも多少はやる気が出ているでしょう。

ちなみにかなり読みやすい文体なので、普段本を読まない方でも2〜3時間あれば読めてしまうでしょう。話の展開もはやいので、サッと読めておすすめです。ぜひ!